MoMCAグローイング・プロジェクト 光が創る色⇆色が創る光 高校生とつくる居心地のよい場所
小塩薫《痕跡からの結晶-today’s diary-》1999年 |
田嶋悦子《cornucopia 99-Ⅸ》1999年 |
高校生プロジェクトメンバーによる展示紹介
物には様々な面がある。作品への焦点の当て方を変えると、その様々な面が見えてきます。たとえば物理的な光の当て方一つで、見えてくる色は無数に変わります。また、受け取り手が作品のどこにスポットライトを当てるかによっても、見えてくる色は変わるはずです。こういった見る人の違いによって、たった一つの作品からでも、無数の発見ができると思います。
この展覧会では、高校生メンバーが感じた「光が創る色」と「色が創る光」を展示します。普段展示を企画する側ではない「高校生」が感じ取った作品の一面は、訪れる人にとっても、新たな視点になるのではないでしょうか。また、そういった視点の違いを共有することで、作品の深みを感じられるような心地の良い空間が生まれると思います。
展示する人と訪れる人の両方の見方があって完成する、そんな展覧会を見に来てください。
MoMCAグローイング・プロジェクトとは
岐阜県現代陶芸美術館がさまざまな人とつながり、美術館そのもの、そしてプロジェクトを通じて関わる人たちが成長したり(Grow)、輝いたり(Glow)することを目指すプロジェクトです。
今回は、有志で集まった、様々な関心をもつ高校生メンバーと、当館のコレクション展を企画しました。「行ってみたい美術館の姿」について考えるところから始まり、複数のミーティングを重ねるなかで生まれたアイデアが反映された展覧会は、美術館を、いつもとは違った方向に開くものになっているはずです。
本展覧会は、プロジェクトの名前が示す通り、「育っていく」展覧会です。会期中に、メンバーたちが感じたことや、来館者のリアクションを通じて、少しずつ展示が変わっていく予定です。高校生たちの感性と、現代陶芸美術館のコレクション、そして美術館の空間が出会って生まれ、成長する場を、どうぞお楽しみください。
【主な出品作家/窯 等】
荒川豊蔵、伊村俊見、小塩薫、川端健太郎、小松誠、重松あゆみ、田嶋悦子、塚本快示、德田八十吉、林茂樹、八木一夫、結城美栄子、カルロ・ザウリ、ローゼンタール
*会期中、一部展示替があります。
前期 2024年 11月30日(土)~ 2025年 2月2日(日)
後期 2025年 2月4日(火)~ 2025年 4月13日(日)
概要
- 会場
- 岐阜県現代陶芸美術館ギャラリーⅡ A室
- 会期
- 2024年 11月30日(土)~ 2025年 4月13日(日)
- 休館日
- 月曜日(ただし、2025年 1月13日(月・祝)、2月24日(月・休)は開館)
2024年 12月29日(日)〜 2025年 1月3日(金)、1月 4日(火)、2月25日(火) - 開館時間
- 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
- 観覧料
一般 340円( 280円)大学生 220円( 160円)高校生以下無料
*ギャラリーⅡ コレクション展 共通料金
*( )内は20名以上の団体料金
*以下の手帳をお持ちの方および付き添いの方1名まで無料
身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳、特定医療費(指定難病)受給者証- 主催
- 岐阜県現代陶芸美術館
- 関連催事
・お茶をしながらゆったり感想会
・ガラス×やきもの 色ガラスをつかったやきものワークショップ
・パジャマデー ~リラックスして過ごす日~
・高校生メンバーによるおしゃべりラジオ配信
詳細は決定次第こちらの当館ウェブサイトにてお知らせします。