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黄瀬戸茶盌

(きせとちゃわん) Tea bowl, Kiseto type

加藤孝造

(かとう こうぞう) Kato Kozo
2015年頃
H 28.5cm W 12.0cm D 11.5cm

昭和48年に可児市久々利平柴谷に穴窯と登り窯を築いて、多治見市星ヶ台から制作拠点を移したのちの作品。桃山時代の黄瀬戸は、透明釉のぐい呑み手、失透性の釉の菖蒲手などと分類されており、同様に透明・失透の釉の作品が存在しているが、いずれも穴窯で焼成し、調合も基本的に同じものである。焼くたびに違う表情のものができることから、このような変化が生じたという(真っ白になって出てくるものもあるという)。焼成は、穴窯の一番火前に50点ほど窯詰めされ、その後方に志野、さらに唐津と続く。

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