「超絶技巧、未来へ!」 語りの会「樋口一葉 うもれ木」
*終了しました
出演:奥山眞佐子(女優)
2023年 3月4日(土)14:00−15:30
平成10年(1998)から樋口一葉小説の原作を生かし、生演奏との共演によるひとり芝居連続公演を重ねて26年目、NHK朝の連続小説「花子とアン」「とと姉ちゃん」の山梨ことば指導も担当し、NHK視点論点で、ドラマ言葉と地元の言葉について語った女優の奥山眞佐子さん。
奥山さんと「超絶技巧、未来へ!」展を結びつけるのは、この展覧会で紹介される明治時代の陶芸家・成瀬誠志の作品です。
成瀬は、今の岐阜県中津川市に生まれ、明治の初めに東京へ出て、海外に輸出するための細密な金彩による陶器を作り始めます。そこに弟子入りしていたのが、樋口一葉の兄、虎之助でした。
一葉の出世作としても知られる「うもれ木」には、虎之助を介して知った成瀬の陶器制作についても語られています。冒頭にある「描き出だすや一穂の筆さきに、五百羅漢十六善神・・・」が装飾された作品も、展覧会場で観ることができます。
きらびやかな絵付けによる作品、そして筝の生演奏と共に、奥山さんの語りによって明治を生きた名工の気概や苦悩の様子を是非味わってください。
出演:奥山眞佐子氏(女優)
会場:セラミックパークMINO 国際会議場
*聴講無料(ただし観覧券半券が必要)、要事前申込(電話・フォーム)[受付開始:1月28日(土)10:00~ ]
奥山眞佐子 プロフィール
山梨県甲府市生まれ
昭和55年 短大卒業後、新演劇人クラブ・マールイに所属してプロ活動開始、外務省制作「東京24時」で日本の主婦の日常生活を世界に紹介するなど、舞台・映画・TVCM多数。宇野千代作「生きて行く私」(東宝)孫娘役で、「御園座社長賞・演技賞」
昭和63年 子どもの詩や作文、海外取材をもとに構成した「こどもたちの夢・おとなってなに?」東京と名古屋公演を開始し、この後9年間の公演を重ねる
平成10年 一葉小説構成舞台「樋口一葉の世界・奥山眞佐子ひとり芝居」開始
平成21年 横浜の文化向上の貢献に対し横浜SAACより「細うで繁盛記賞」
平成26年 NHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」で山梨ことば指導を担当
令和元年 これまでの活動に対し公益財団法人山人会より「第33回前田晁文化賞」
令和3年 「宮城まり子さんとねむの木学園」YouTube番組制作開始
令和4年 紀伊國屋ホール公演「市川房枝生誕130年を前に 権利の上に眠るな~普選、婦選、そして18歳~」の脚本を執筆、市川房枝役を演じる
令和5年 上記公演脚本に改定を加えた出版脚本が国立国会図書館に蔵書される