実施レポート

ワークショップ「ガラスのヒンメリづくり」

2023年12月17日(日)14:00-15:30

 

 開催中の展覧会「フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン」展(会期:2023年12月16日~2024年3月3日)の関連企画として、ワークショップ「ガラスのヒンメリづくり」を開催しました。
 フィンランドの伝統的な装飾品、ヒンメリ。通常は麦わらで作られるものですが、今回は展覧会にあわせて特注の透明なガラス管を使って、ヒンメリを作りました。
 挑戦したのは、基本の八面体のヒンメリ。大・小それぞれひとつずつを作りました。

ガラス管は、今回のワークショップのために、ガラス作家の藤村正和さんに加工していただきました。
テグスを結ぶのが難しかったのですが、みなさん助け合ってもくもくと制作していました。
今回は美術館ボランティアのみなさんが大活躍!ストローで練習した腕を十分に発揮し、みなさんの制作のヘルプにあたりました。

 二つの多面体ができたら、それらを繋げたり、組み合わせたり。家族で作ったものを一緒に飾るのも素敵です。

 参加者アンケートのなかにあった「やりがいのあるむずかしさで楽しかったです」(小学生)というコメントが、この日のワークショップを物語っていました。難しかったぶん、完成したときの感動はひとしお。参加されたみなさんのうれしそうな表情が印象に残っています。
 ヒンメリは「光のモビール」。光をあびて美しい影を落とすヒンメリを見ていると、冬至を経て、徐々に日が長くなり、春が近づくことを喜び祝った北欧の人たちの気持ちがすこし分かる気がします。みなさんはおうちのどこにヒンメリを飾ったのでしょうか。家で過ごす冬が、ちょっと楽しくなりそうな素敵な作品が出来上がりました。


(学芸員/林 いづみ)


―――基本情報―――

日時:2023年12月17日(日)14:00~15:30
場所:岐阜県現代陶芸美術館 プロジェクトルーム
参加者:21名

つかったもの
・ガラス管
・テグス

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