没後50年記念 加藤土師萌展 色絵磁器を極めた人間国宝 その技とデザイン
2018年9月8日(土)〜2018年11月4日(日)
加藤土師萌(かとうはじめ・1900-68)は、富本憲吉と並んで色絵磁器の陶芸家として広く知られています。1900年、愛知県瀬戸に生まれて地元で図案を学んだ後、多治見の岐阜県陶磁器試験場に迎えられ、さらには横浜の日吉に窯を築き、陶芸家として独立しました。1955年には東京芸術大学教授となって教鞭を執るかたわら、苦心の末に中国色絵磁器のなかでも最も難しいとされた「黄地紅彩」や「萌葱金襴手」などを再現し、1961年に色絵磁器で人間国宝に認定されています。晩年、皇居新宮殿におさめる萌葱金襴手菊文蓋付大飾壺の制作に没頭し、完成間近の1968年に他界しました。
本展覧会は、加藤土師萌の没後50年を記念し、初期の岐阜県陶磁器試験場で制作された作品をはじめ、その後の横浜時代に手掛けられた多彩な技法による作品、海外を訪れた際の街並みや陶磁器を描いたスケッチなどによって、幅広い創作活動を紹介します。
概要
- 会期
- 2018年9月8日(土)〜2018年11月4日(日)
- 休館日
- 月曜日(ただし、9月17日、24日、10月8日は開館)、9月18日(火)、10月9日(火)
*加藤土師萌命日の9月25日(火)は特別開館 - 開館時間
- 午前10時~午後6時 (入館は午後5時30分 まで)
- 観覧料
一般900円(800円) 大学生700円(600円) 高校生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金
*障がい者手帳をお持ちの方および付き添いの方1名まで無料
*11月3日(土・祝)文化の日は観覧無料- 主催
- 岐阜県現代陶芸美術館
- 特別協力
- 東京国立近代美術館
- 協賛
- 加藤智子氏
- 企画協力
- 神奈川新聞社
- 助 成
- 公益財団法人 とうしん地域振興協力基金
- 関連企画
記念講演 「試験場と加藤土師萌」※終了いたしました
日 時 2018年9月23日(日) 14:00-15:30 出 演 加藤孝造氏(陶芸家・重要無形文化財「瀬戸黒」保持者) 会 場 岐阜県現代陶芸美術館 プロジェクトルーム 定 員 50名 *聴講無料、要事前申込
ワークショップ 加藤土師萌の器で楽しむ煎茶※終了いたしました
日 時 2018年9月24日(月・祝) 14:00-15:30 席 主 加藤景友氏(煎茶道薫風流家元) 会 場 セラミックパークMINO 茶室 定 員 20名 参加費 500円 *要事前申込
ワークショップ 精炻器をつくろう!※終了いたしました
日 時 2018年10月21日(日) 14:00-16:00 指 導 精炻器研究会 会 場 岐阜県現代陶芸美術館 プロジェクトルーム 定 員 20名 参加費 500円 *要事前申込
8mmフィルム&スライド鑑賞※終了いたしました
加藤土師萌が海外等で撮影した映像を当館担当学芸員が解説
日 時 2018年10月27日(土) 14:00-15:30 会 場 岐阜県現代陶芸美術館 プロジェクトルーム *参加無料、事前申込不要
- ギャラリートーク
担当学芸員による展示解説
2018年9月16日(日)、10月20日(土) 各回14:00-15:00
*要観覧券、事前申込不要