アール・ヌーヴォーの装飾磁器 ヨーロッパ名窯 美麗革命!
アール・ヌーヴォーは、欧米で19 世紀末から20 世紀初頭にかけて全盛を極めた工芸や建築、グラフィック・アートなどの多岐にわたる装飾様式で、流れるような曲線によって構成されていることを特徴とします。こうした流行は、同時代における陶磁器のデザインにも顕著に現れることとなり、美しく優雅な作品や東洋陶磁に倣った作品が次々と誕生していきます。これは、透明釉の下に多色の模様を施すような釉下彩をはじめとする新しい技術や技法の開発があって、初めて可能になったものといえます。
本展覧会は、アール・ヌーヴォー様式によるヨーロッパ名窯の作品の数々を、国内において総合的に紹介する初の展覧会です。1889 年と1900 年のパリ万国博覧会を軸に、釉下彩を伴ったセーヴルやロイヤル・コペンハーゲン、マイセンなどの作品を中心としながら、上絵付や結晶釉などの加飾による作品をまじえ幅広く展示します。さらに、日本との結びつきを示す作品、および関連するリトグラフや素描、書籍を併せた約200 点によって多彩な様相を紹介していきます。
概要
- 会場
- 岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅠ
- 会期
- 2015年12月19日(土)~2016年5月8日(日)
- 休館日
- 月曜日(祝日の場合は翌平日)、12月28日(月)~1月4日(月)
- 開館時間
- 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
- 観覧料
一般800円(700円)、大学生600円(500円)、高校生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金- 主催
- 岐阜県現代陶芸美術館
- 共催
- 中日新聞社
- 同時開催
吉田喜彦とうつくしいものたち Ⅲ*終了しました
岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅡ
2015年12月12日(土)~2016年2月14日(日)
- 関連企画
スペシャル・ギャラリートーク*終了しました
日 時 : 2015年12月19日(土) 14:00-
講 師 : 塩川博義氏 (日本大学教授、本展出品者)
場 所 : 岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅠ
参加費 : 聴講無料、事前予約不要 ※展覧会観覧券が必要です。ワークショップ 「アール・ヌーヴォーのお花を標本にしよう」*終了しました
日 時 : 2016年4月30日(土) 14:00-16:00
講 師 : 今村文氏 (美術家)
※事前予約制- 会期中の催事
講演会*終了しました
日 時 : 2016年2月20日(土) 14:00-
講 師 : 橋本麻里氏 (ライター・エディター)
※事前予約制- ギャラリートーク
学芸員によるギャラリートーク
※展覧会観覧券が必要です。
毎週日曜日 13:30~ (2015年12月20日より)