過去の展覧会|特別展

生誕120年 富本憲吉展

2007年4月7日(土)~2007年5月27日(日)

この度、現代陶芸の先駆として陶芸史上に大きな足跡を残した陶芸家、富本憲吉の全貌を、様々な角度から検証する展覧会を開催いたします。
富本憲吉は今より遡ること120年の1886年、奈良県に生を受けました。
東京美術学校(現・東京芸術大学)図案科に入学し、建築を専攻して室内装飾を学びました。在学中からイギリスに留学して、美術館に通っては図案や模様をスケッチし、ウイリアム・モリスやホイッスラーらの工芸思想を具現化した仕事に触れ、影響を受けます。帰国後は、バーナード・リーチ等と親交を結び、やがて奈良の自宅に楽窯を築いて制作を始めました。東京、京都へと移り住む中で、各地の窯を巡り研究を重ね、独自の白磁を完成。色絵磁器、金銀彩へと展開し、1955年には「色絵磁器」で第1回重要無形文化財保持者に認定されます。
1963年に他界するまでの約50年間にわたる多彩な活動は、「模様から模様を造るべからず」という信念のもと、独自の模様と形を追求し、工芸の在り方を求めて格闘した遍歴の軌跡でもありました。
今回は、2006年に富本の生誕120年を迎えたことを記念し、未公開の作品を含め、各時代の代表作に、スケッチや絵手紙などの多彩な資料を加え、富本憲吉の全容に迫ります。

概要

会場
岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅠ
会期
2007年4月7日(土)~2007年5月27日(日)
休館日
月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
開館時間
午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
観覧料

個人            一般  800円、大学生 600円
団体(20名以上)     一般  700円、大学生 500円
*高校生以下は無料となります。

主催
岐阜県現代陶芸美術館、朝日新聞社、岐阜新聞・岐阜放送
協力
富本憲吉記念館、全日本空輸株式会社
協賛
日本写真印刷、ゆとりスタイル
展示構成
出品数 約250件
関連催事

ギャラリートーク*終了しました

学芸員によるギャラリートーク  毎週日曜日、午後1時30分~

関連企画

講演会  「富本憲吉 遠くにありて近き人」*終了しました

・講師 : 柳原睦夫(陶芸家、大阪芸術大学名誉教授)
・日時 : 2007年4月7日(土)  午後2時~3時30分
・会場 : 岐阜県現代陶芸美術館 イベントホール
・参加費 : 無料(ただし、展覧会観覧には別途観覧券が必要です)

講演会 「富本憲吉の模様」*終了しました

・講師 : 森谷美保(そごう美術館 学芸員)
・日時 : 2007年5月19日(土)  午後2時~3時30分
・会場 : 岐阜県現代陶芸美術館 プロジェクトルーム
・参加費 : 無料(ただし、展覧会観覧には別途観覧券が必要です)

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