ヨーロッパの名窯 -王侯・貴族の愛したうつわ-
日本のやきもの文化の歴史は長く、しかも欧米とは異なる食文化をもっています。しかし、現在の私たちの生活には、洋食器が身近に深く浸透しています。中国や日本の磁器に憧れてそれらを手本として開発されたヨーロッパの磁器に、現在の私たちは魅了されているのです。洋食を日常の食事として口にし、海外旅行も珍しくなくなった現代の私たちのライフスタイルを再確認し、国境を越えて愛されつづける、これは東西文化の交流の一端でもあります。
今回の展示では、マイセン、リチャード ジノリ、ロイヤル コペンハーゲン、ウェッジウッドなど、名窯と呼ばれる約25のヨーロッパのブランドをご紹介します。各ブランドの代表的なシリーズのティーセット、しかも現在日本で入手可能なセットを中心に陳列することにより、これらブランドが、世界中で愛されてきた理由を検証し、陶磁器と私たちの日常の新しい関係性を探ります。ヨーロッパの名窯を堪能していただける展覧会です。
■展示構成 | : | 出品数約50セット |
概要
- 休館日
- 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
- 開館時間
- 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
- 主催
- 岐阜県現代陶芸美術館